■つまり、
・道路は百姓
(=国民)の往き来が絶えません。
・道路の両脇に設けられた植樹帯は旅人の休息場所となります。
・樹があれば、夏は日陰を作って暑さ避けになります。
・植える樹種を果樹にすれば、
非常時の食料として木の実を食することができます。
・そこで、城外の道路の両側に果樹を植えられますよう進言いたします。
とあります。
■また、他の古典には、
・光明皇后が桃や梨の木を植えた。
・藤原京や平城京に柳や橘を植えた
・平安京には柳や槐
(えんじゅ)を植えた。

鎌倉時代から室町時代にかけては、
・街道の整備とあわせ並木の植栽や保護育成を制度として行っていた。
・戦国時代には、織田信長が道奉行を任命し、
東海道と東山道に松と柳を植えさせた。
・上杉謙信や加藤清正などの戦国武将らも街道に植栽を命じた。

徳川時代となってからはさらに重要な政策として取り組まれ、
・諸国の街道の改修をして広くなった道の両側に杉や松を主体に植栽した。
・道中奉行が任命され、街道の管理については厳格な定めの元に行われた。

等々の記述が見られます。
■江戸時代に道中奉行から発せられた諸々の取締令が、【五街道取締書物類寄】という書物に収めらています。その中から、並木の管理について述べた一説を引用します。